書きたいけど書けないやつのための物語講座

俺はしゃべりすぎるから、全部読まなくていい。お前が書けると思ったら、すぐ読むのをやめて、書け

小説講座 お前に必要なのは模倣ではないという話

模倣する事を俺は否定しない。お前は小説を書いていて、これは面白くないんじゃないかって思う。そもそも面白いっていうのは何だ? お前は目の前にいつもおいてあるお気に入りの本を読む……何度読んでも面白い。最高だ。その本はすごく売れている本かもしれな…

小説講座 お前の言葉は伝わらないという話

俺は子供の頃、大人が決めたルールに楯突いた事がある。何らかのルールに違反したと思うが、具体的に思い出せない。俺はそれを誰にも咎められなかった。けれど心苦しい思いをした。見つかったら怒られると思った。何をしたかは、忘れたが。確か儀礼的な……そ…

小説講座 コンセプトを学んで、お前の面白いを見つけなければいけない話

俺がコンセプトについて学べと言うのにはたくさんの理由がある。よく言われるのはマーケティングの観点で、コンセプトがしっかりしている作品は、売り込みやすく、紹介しやすいというものだ。お前はきっと書いた小説を誰かに読んでもらって、面白いって言っ…

小説講座 キャラクターを書く上で唯一気にすべき事

小説を書く上で誰もやりたがらない方法の一つは、キャラクターが出てこない小説を書く事だ。キャラクターとは人格をもった登場人物という意味で、虫でも神でもまるで人間みたいな考え方を持っているなら、そいつはキャラクターだ。ただ動き回る虫を描写して…

小説講座 テーマを学ばなくても小説はかけるが、

テーマについて学ばなくても、小説は書ける。 それはある程度の真実を含んでいる。逆にテーマを煮詰め過ぎてしまうと、文の中からそいつは染みだし、せっかく物語に没入しているというのに、作者の顔がうっすら透けて見えるようで、台無しにしてしまう事もあ…

小説講座 誰にも教わることのできないコンセプトについて

お前はだれかに、まず書いてみろとか言われた事があるかもしれない。けれども最初の一文すらかけず「それはある日のこと」とか「私は猫である」とか書いて、そこから先の文章に自信が無くなり、本を広げて、好きな作家の話の出だしを確認して……あるいはネッ…

小説講座 コンセプトはいいぞって話か、小説を書くのは料理に似てるよなって話

小説を書くのは~~に似ている。小説の本質が人生の暗喩であるならば人生に似ているのは当然の事。本当の所~~の部分は何でもいい。 例えば料理に似ている。だが、ド素人の書く小説は食えたもんじゃないが、ド素人でも、なんだかんだ食べられる物を作るじゃ…